2025年 学術集会参加報告
RoomT2(転倒転落研究会)が有している様々な知見や情報を広く発信していくことで、この会の存在を多くの皆様に知っていただけるよう、2022年度から学術集会へも積極的に参加しています。2025年度も、10月/11月に開催された各学会に参加し、企業展示や講演(スポンサードセミナー、パネルディスカッション)を行いました。その内容の一部をご紹介します。
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日本転倒予防学会第12回学術集会(10/4-5 @Gメッセ群馬)
●スポンサードセミナー 共催:パラマウントベッド(株)/(株)Magic Shields
『転倒予防における「未然防止」・「直前防止」・「傷害(被害)軽減」』
- 座長:
- 杉山 良子(RoomT2代表/パラマウントベッド(株)顧問)
- 演者:
- 矢倉 由紀子 先生(芳珠記念病院オペレーションセンター看護師長 医療安全リスク管理室兼務)
- 金子 由香子 先生(医療法人社団愛友会伊奈病院 医療安全管理課 課長)
- 東 泰弘 先生(公立藤田総合病院 医療安全管理対策室長兼副看護部長)
転倒転落に対する「物的対策」の考え方として、RoomT2が提案する3つのアプローチ軸に沿って、「眠りSCAN」の睡眠日誌データ活用事例や、「離床CATCH」の活用/運用事例などをご報告いただきました。
●イブニングセッション
『転倒予防に向けた企業の取り組み』
- 座長:
- 奥 俊介(RoomT2副代表/パラマウントヘルスケア総合研究所)
- 演者:
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永野 豊(パラマウントベッド株式会社)
『物的対策とDXによる転倒予防へのアプローチ』
- 片岡 亨介(株式会社 Magic Shields) 『転倒による傷害ゼロを目指した臨床実装 -高機能衝撃吸収マットの進化と現場での可能性-』
転倒予防に向けた企業の取り組みとして、パラマウントベッド(株)が提供するソリューションについて、DX(データ活用)の観点でお話しさせていただきました。
発表する演者の永野(左)と座長を務めたRoomT2副代表 奥(右)第20回 医療の質・安全学会学術集会
(11/8-9 @京都市勧業館みやこめっせ)●パネルディスカッション2
『転倒転落に関するCurrent Best Approach』
- 座長:
- 杉山 良子(RoomT2代表/パラマウントベッド(株)顧問)
- 高田 誠((株)オーセンティックス代表)
- 演者:
- 東 泰弘(公立藤田総合病院)
- 赤城 香(公立西知多総合病院)
- 篠田 奈緒子(虎の門病院)
- 大庭 明子(自治医科大学附属さいたま医療センター)
- 奥田 希世子(浜松リハビリテーション病院)
- 奥 俊介(パラマウントヘルスケア総合研究所)
転倒転落は、様々な対策が実施されているにもかかわらず増え続けている医療事故です。 転倒転落事故の削減はもちろんのこと、医療従事者の思いを反映した対策を体系化するため、“医療従事者の、医療従事者による、患者のための活動”を2023年から有志で推進しています。
病院の現場で働く医療従事者の生の声を集めて、その課題や施策を、成功事例/失敗事例共に合わせて抽出し、現状で考えられる最善の施策(Current Best Approach)として形式知化を進めています。「第18回/ 第19回 医療の質・安全学会」にて進捗を報告しましたが、いずれも大変大きな反響をいただいておりました。今回はその最新情報を共有し、ディスカッションを行いました。
初日の朝イチの枠であったにも関わらず、900席程ある会場にて、後ろの方では立ち見のかたもいるなど、非常に多くの皆様にお越しいただきました。さらなる情報発信と、CBAの醸成に向けて、引き続き活動を推進していきたいと思います。
尚、パネルディスカッション内でのすべての発表資料について、PDFファイルにて共有致します。ダウンロードも可能ですので、自施設での取り組みの参考にしてみてください。
パネルディスカッションの様子