活動報告

インドネシア看護協会とパラマウントベッドインドネシアの共催で医療安全セミナーをWeb開催しました

  • 日本よりRoomT2設立代表、杉山良子がWebセミナー講師を務めました

    PBI Web医療安全セミナーを実施

     2020年11月、パラマウントベッドインドネシア(以下PBI)とインドネシア看護協会の共催で「PBI 医療安全セミナー」が開催されました。この「PBI 医療安全セミナー」は2013年から通算7回開催され、RoomT2設立代表の杉山良子が現地に伺い、講師を務めていました。2020年はコロナ禍により現地での開催が困難となったため、Web開催となりました。

     Web開催という初めての取り組みでしたが、当日は2,360名の看護師の方が受講されました。

  • インドネシアでも転倒転落予防に高い関心

     セミナーでは、「チームで築く転倒転落事故防止」と「危険予知トレーニングの基礎知識と実践方法」の2つのテーマの動画を配信しました。動画の前後には、LIVEで質問を受け付け、日本から杉山代表が答えるスタイルで行いました。

    セミナーイメージ
    インドネシア語に吹き替えられた杉山代表の動画。

     参加者からは「KYTは病室や入院時だけでなく、他の場面でも活用出来るか?KYTとSBARはどのような違いがあるのか?」といった質問がありました。杉山代表からは「KYTは教育のスタイル。危険回避できる能力を身に着けた人材が、現場に出て自ら考えて行動が出来る様になる事を目的としています。入院時や外来問わずKYTの活用の場面は非常に多いので是非、取り組んでみてほしい」との話がありました。

    展示会場イメージ
    LIVEで質疑応答に答える杉山代表
  • インドネシアでも物的対策がキーポイント

     セミナーの合間には、PBIより医療用ベッドの紹介を行い、転倒転落対策にはハード面からのアプローチも重要であることをお伝えしました。特に、新しい医療用ベッドは導入だけでなく、使い方が重要になります。セミナー後には、個々の病院の看護スタッフの方々に対する研修協力を行うことになっています。


     インドネシアは新興国ですがITやWeb活用では、柔軟な文化をもっています。RoomT2では今後も日本のみならず、海外でもWebを活用した転倒転落対策セミナーを展開してまいります。

    展示会場イメージ